教員が夏休みにしておきたいお金に関する3つのこと

最終更新日時: 2024年6月9日

こんにちは。

ファイナンシャルプランナーの山下です。

学校において、毎年8月という月は7月末から続く夏休み期間中となります。

教員としての職務に少しだけ時間が生まれやすい時期。

もちろん、現状日々の部活や研修等で多忙を極めるケースも多いですが、一年を通して見れば時間を作れる数少ない期間とも言えます。

今回は、この夏休み期間中に教員がしておきたいことについてまとめていきます。

夏休み期間について

毎年7月末から8月にかけての1ヶ月弱は夏休み期間に入るため、毎日の忙しさが少しは低減される期間になりやすいです。

この期間は自分の時間が生まれやすい事から、外となる仕事面だけでなく内となる家庭内に目を向けやすい貴重な期間とも言えます。

教員は休みを入れても一年通じて忙しい期間の方が多く、例えば冬休みは年末年始でやることが多く、春休みとなれば次年度の準備等もありゆっくりする時間はほぼ作れない状況。

そのため、夏休みであれば長い休みに加え年度の途中ということもあり、あれこれやるべき事が分散されやすい時期とも言えるためこの期間を有効に活用していきたいところです。

毎月の収支状況の確認を行う

まず1つ目は、

毎月の収支状況の確認

です。

毎日あっという間に1日が過ぎるため、お金の管理もままならない状況を考えると、少しでも時間がある時に毎月の収支状況を確認しておきたいところです。

それは何も家計簿等でガチガチにチェックしてということではなく、

例えば、大まかな費用(例えば住居費や通信費等)を簡単に割り出して、収入の範囲内で収まっている場合は、

「どの程度お金が残るか?」

という確認をしておきたいですね。

それにより、通算して毎年貯蓄が出来ているのか?ということも分かり、ある程度の収支状況がわかってきます。

本当は貯蓄をする場合、

先取り貯蓄

という給与からまず先に毎月一定額の貯蓄額を差し引いて、残ったお金で支出分をカバーするというやり方がベストです。

これが一番お金を貯めやすいやり方ですが、先取り貯蓄を実行していない、もしくは適当に貯蓄をしてしまっている場合は、まず毎月の収支状況を確認することで貯蓄を生みやすい家計状況なのか把握でき、そこからより上積み出来るかどうかも把握することが可能になります。

保険等の契約を見直していく

2つ目は、

保険等の契約に関する事について見直しをしていく

ということです。

これは、契約絡みのものは手をつけるのにどうしても億劫になりやすかったり、

あるいは契約して年数が経つ間に家計状況も変わってきているけど見直すのをいつも忘れる等、

忙しい状況の時は特に後回しになりやすい事項が生まれやすくなるため、それらに手を付けるという事です。

少しでも時間が生まれやすい時期に行うことで余裕をもって対応することができるため、契約関係については保険を筆頭に見直しを図っていくと良いでしょう。

もちろんサブスク関係についても

これは保険だけでなく、

サブスク関係

についても、出来るだけ見直しを図っていくということですね。

例えば、毎月1,000円払っているのに月に2~3回しか利用しない等があれば、コスパの良さも問われてくるため、そのようなお金に対するコスパの悪いものがあれば早めに解約しておくということです。

これにより少しでも収支改善に繋げていき固定費を減らすような状況にもっていければ、結果的に貯蓄率も上がっていく形になります。

遂行事項をシステム化する

上記にあげたような確認や見直しを行った後は、これらを基にして、

遂行事項をシステム化する

事があげられます。

例えば、前述した貯蓄状況を確認して支出を抑制して上積み確認が出来れば、

「つみたてNISAの掛金変更」

「iDeCo開始」

「別途ETFもしてみよう」

等、
資産構築に向けてあらゆる手段を用いて実行していくことができます。

そして、それらのツールを活用しながら夏休み期間中に設定して、

システム化

することで、その後はそれをコツコツ実行していくだけでOKということになります。

特に後は何もすることがないため、

「遂行した事項をシステム化する」

というのは、いわゆる

オートマティックにする

や、

歯磨き等人間生活でいう

習慣化

の状況に持っていきたいということです。

そうすることで、

確認→見直し→遂行→習慣化

のサイクルを完成させることができ、夏休み期間が終了して仕事で忙しい日常に戻ってしまってもサイクルを継続させることが出来ます。

なお、習慣化については、食費を予算内で管理していくための下記記事を実行することもお勧めなのであわせてご覧ください↓

家計における食費を予算内に抑えるための3つの方法について

2022年8月29日

まとめ

夏休み期間中、忙しい方も多いかもしれませんが、一年を通して言えば時間を作りやすい貴重な期間でもあります。

そのため、この期間に前述した内に関することについて少しでも目を向けて改善を図ってシステム化することで、夏休みが終わっても継続して遂行をしていくことが可能です。

それがいずれは将来への資産構築に役立つことになるため、時間がある時にぜひ内に目を向ける時間を作って、将来の自分自身を助けるような作業を実行してみて下さいね!

 

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