最終更新日時: 2024年6月9日
財布の中に必ず入れているものの1つとして、健康保険証がありますよね。
身近に携帯する理由としては、生活する際の突然のトラブルによる怪我や、急な体調不良等により病院に行く必要が出てきた際、
この健康保険証があることで自己負担額を3割程度まで抑える事が出来るからです。
この保険証がなかったらどうなるのか?と考えた場合、上記の反対で自己負担額の上限がなくなるので、
「医療費が全額自己負担」
になるわけです。
保険証がないと、1日に数万円払うという事態も十分あり得ます。
それはきついですよね。。
その保険証が必要な時に見つからない、つまり紛失してしまった際どうすれば良いのでしょうか?
あまり、このようなケースは考えたくないですが、万が一を想定しておく事で、事が起きた後の対処もスムーズに行う事ができます。
今回は、保険証を紛失してしまった場合について見ていきます。
まず交番に行く
個人情報の記載があるものについて紛失した場合、まず交番に行くことが第一優先になります。
明らかに家で失くしたという場合は別ですが、
出先で財布ごと失くしたりすると、身分証の悪用等をされかねないので、
保険証を失くした際の遺失届を出しておいた方が良いですね。
保険証は、本人確認に関する重要な情報になりますので、
「勝手に契約書を交わされた」
「勝手にカードを作られた」
と言った悪用も考えられます。
交番に行って早めに対処するということですね。
財布はもちろんのこと、保険証を早く見つける一番の方法になるはずです。
保険証の種類を確認!
自らが所持している保険証の種類については、事前に確認しておいた方が良いでしょう。
教員であれば、公立学校共済組合や私学共済事業団、
教員を退職して、継続加入をしていない方は国民健康保険証になっているはずです。
この種類によって、万が一失くした際の手続き先が違うため、しっかり抑えておく必要があります。
以下、それぞれで見ていきます。
教員は共済組合へ
まず、教員でしたら、
「所属する共済組合」
に連絡を取ります。
公立学校の先生であれば、公立学校共済組合、私立学校であれば、私学共済等ですね。
共済組合には、
「再交付に関する申請書」
というものがあるので、その申請書を提出することで、改めて再取得することができます。
その他種類も同じ
ちなみに、再交付に関しては、保険証に限らずその他種類についても同じ事です。
今回は、保険証に関する点をまとめていますので、その他の種類についての詳細は省略しますが、
高齢受給者証や限度額適用認定証、任意継続組合員証等も同じ共済組合での手続きになります。
ですから、それらを万が一失くした場合も、同じ共済組合での再交付手続きになるということですね。
家族も同じ
本人が失くした場合は、上記のようにすぐ連絡するイメージがつきますが、家族がいて、
「子ども達の保険証を失くしてしまった!」
というような場合はどうすればいいのか?というと、
これも、同じく扶養者の所属先である共済組合へ連絡すれば大丈夫です。
子ども達の保険証に関する正式な名称は、
「組合員被扶養者証」
や、
「加入者被扶養者証」
となっています。
再交付申請書には、必要な記入事項があるので、
再交付を申請する事由等はしっかり明記する必要があります。
被扶養者として、共済組合より保険証を付与されているはずですので、
失くしてしまった場合には、共済組合に届け出れば大丈夫という事ですね。
国民健康保険は注意!
上記は現職で教員に勤めている場合等を想定していますが、
教員そのものを退職して、今は共済組合に加入しておらず、仕事もしていない方が保険証を紛失した場合、どうすれば良いのでしょうか?
この場合、共済組合には所属していないので、共済組合へ連絡することはせず、
国民健康保険証を発行している、
「役所」
になります。
市役所や区役所と言った、地域の役所と言うことですね。
国民健康保険証は、役所から保険証を交付してもらうような形になるので、
保険料の納付先も役所になっていますよね。
ですので、保険証に関する相談も役所に尋ねれば応えてくれるという事です。
役所に行けば、国民健康保険証の手続きに関する窓口があるので、
その窓口が健康保険証に関するあらゆる手続きの受付を行なっています。
ですので、万が一紛失した場合も、発行手続きを行った役所に行って、紛失した旨を伝え、改めて再交付する申請手続きを取るということになります。
まとめ
今回は、保険証の紛失に関して、その対処法について見ていきました。
「紛失なんてしないよ!」
と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、
このような事案は、万が一を想定しておく事が大事になります。
いざという時は、想定しておくだけで次の一歩がすぐに浮かび、行動も早くなります。
事が起こってから調べたりすると、時間もかかり、何より慌ててしまいます。
このような考え方は、何も保険証の紛失に限らず、
防災行動等にも同様に考える事が出来ます。
事前に対処法を知っておく事は、日常生活を送る際のトラブルに冷静に対処する一番有効な方法なので、
今回取り上げた事案についても、頭の片隅に入れておいて下さいね!