最終更新日時: 2024年6月9日
子育ては、周りの住む環境というのがとても大事になってきます。
これから、
「新築を建てよう!」
とか、
「新しくマンションを購入しよう!」
となった際に、場合によっては現在住んでいる地域から離れたり、配偶者の転勤等により住む地域が変わる方もいらっしゃるかもしれません。
そのような時、子どもがいる世帯にとってみれば、今後の生活環境を考える上で、子育てしやすい地域か否かというのはとても重要な要素になってきます。
子育てしやすい地域とはどのような地域なのでしょうか?
今回は、その辺りを見ていきたいと思います。
子育て地域を考える理由
子育て地域を考えなければならない理由は、自治体によって行政サービス等が異なってくるからです。
下記の見分けるポイントでもあげますが、支援がまちまちのため、この地域では医療費が安いのに、別の地域では医療費が結構かかるなんて事があります。
そのような差異は、結局自治体の財力等に関わってくるわけですが、そのような理由だけで、子育てのしやすさに影響があっても困りますよね。
住んでいる自治体に頑張って欲しいと思う反面、自分の家庭の事で頭がいっぱいになるのは自然な事です。
以下、どのような地域が子育てのしやすさにつながっていくのかあげていきます。
見分けるポイント
以下、3つのポイントに分けて見ていきたいと思います。
①医療費用
まずは、医療費ですね。
この医療費については、年齢に応じて上限を設けている事が多いです。
例えば、子どもの医療費に関しては、
「小学生まで無料」
なのか、
「中学生まで無料」
なのかでも大きく変わってきます。
後者であれば、前者と比べてプラス3年間は医療費がかからずに過ごせるわけですので、
家計に響く支出負担も随分と減ってきます。
そのため、子育てしやすい地域の1つ目のポイントとして、子どもに関わる医療費があげられます。
(追記)病院も確認しておきましょう!
また、病院数もしっかり確認しておく必要があります。
病院の整備にどれだけ力を入れているかというのは、自治体によっても大きく変わってくるので、
病院に行く回数の多い子どもがいる世帯の場合は、病院の数や場所もしっかり確認して、万が一の対応に備えておく必要があります。
ちなみに、子どもの場合、自治体によって病院にかかる場合の医療費が無料になる所が多いですので、
それに付随して、
「子どもの医療保険についての加入も不要になる」
という考え方にもつながってきます。
子どもの医療保険について悩まれる場合は、まず自治体の支援状況をしっかり確認した後、加入の検討を考えるのが良いでしょう。
子どもの医療保険については、以前にも下記の記事にてまとめていますので、あわせてご覧下さい。
②教育施設の充実度
2つ目は教育ですね。
教育というのは、
「教育に関する施設がどの程度充実しているのか?」
ということです。
例えば、人口がだんだんと減少している地域は、学校の統廃合が進み、近くに学校がないという状況もあります。
子どもにとっても、近くに小中高まであれば、通学に負荷をかけずに勉学に励む事が出来ます。
教育施設の充実度は、子育てのしやすさにも直結してくるので、
この辺りはしっかり確認しておく必要があります。
また、就学前教育という観点から立つと、幼稚園等の存在も大きなものになってきます。
近年は、小さい頃から教育に力を入れる世帯も多くなってきましたので、
待機児童の解消という観点から見ても、幼稚園等の確認はしっかりしておく必要があるという事ですね。
③子育てに関する支援
3つ目は、子育てに関する支援状況ですね。
出産や支援状況においても、自治体に差が出てくる事が多いです。
例えば、
「子育て給付金」
や、
「子育て支援金」
といった名目で、子育てに関する助成金を受け取る事があります。
この助成金についても、第一子から出る自治体と、第二子以降から出る自治体と分かれていたり、
別の観点では、ひとり親家庭に対して手厚く支援金を給付する自治体もあったりと多種多様です。
その手厚さの差については、自治体の財力で変わってくる事が多いため、やはり住んでいる地域によって家計への負担も変わってきます。
各自治体のHPでどのような支援があるのか?
分野ごとにしっかり確認しておきましょう!
まとめ
今回は、子育てしやすい地域に関するポイントについて見てきました。
子育ては、周りの環境を存分に利用していく事で、家庭内の負担も大きく減っていきます。
自治体が提供している子育て支援サービスは、利用しないととてももったいないです。
特に医療面では長く、深く付き合っていかなければいけないので、
医療機関の存在や、医療面での支援はより重要になってきます。
今いる地域に長く住む予定の方は、しっかり支援状況を確認しておきましょう!
また、引っ越しや新居の購入等で住む地域を変える方も同様に、
新しく住む先がどのような地域なのか(医療施設や教育機関は充実しているか等)しっかり把握して、
上記のポイントを押さえておけば、自然と子育てのしやすさにもつながってきます。
ぜひ上であげたポイントを念頭に、自治体の状況をそれぞれでチェックしてみて下さいね!