最終更新日時: 2024年6月9日
こんにちは。
ファイナンシャルプランナーの山下です。
老後に不安を覚える方は多いですが、実際どのような事に不安を覚えるか考えたことはありますか?
老後の不安は実はお金だけではなく、健康や再雇用による働き方などあらゆる問題が広く存在します。
今回は、お金を中心にした教員の老後におけるセカンドライフについて見ていきます。
目次
セカンドライフの各種問題点について
老後を迎えると各種問題が広く存在することが見えてきます。
例えば、
・老後生活の資金について
・働き方(再雇用)について
・健康不安について
・借り入れ途中のローンについて
など、問題は各種点在します。
軸となる老後の資金問題対策については、これまでもブログの記事などでお伝えしてきました。
例えば、こちらの記事など↓
今から出来ることを可能な限りしていくことで、公的年金だけでなく私的年金としての老後の資産を準備していくことが出来ます。
しかし、先述するように老後は何もお金の問題だけではありません。
今後は変わる老後の生活(セカンドライフ)の変化について
今後は少子高齢化の波に少しでも対応すべく、退職後の働き方もどんどん変化が伴ってきます。
再雇用制度の拡充を活用する
退職後の働き方について、今後はますます再雇用制度が充実して老後の働き方に大きな変化が生まれてくると予想されます。
現在は60歳の定年を迎え、65歳までの再雇用が一般的でした。
今後は教員も65歳までの定年に繰り下げられ、そこから再雇用等を検討すると現実的に見ても70歳までの働き方を模索する必要性が出てきます。
つまり、より長く働く環境が提供されるようになるということですね。
この背景は、公的年金の受給年齢が原則65歳となっていることと、今年4月より受給年齢の繰り下げ年齢の拡大も始まったことにつき、定年に対する年齢も段階的に引き上げられるようになっていくという理由があげられます。
制度の改正に合わせて、企業を含めた働き方の変化というものがここ最近に見られる動きということになります。
健康不安について
2つ目の健康不安については、これは誰しもが持つものなので今から出来ることと言えば、老後に無駄な医療費が発生しないような規則正しい生活を送ることというのがシンプルな答えになります。
よく老後の医療費が不安という声も聞かれますが、保険などで対応するというのはどうしても事後的な対応になってしまいます。
もちろん保険等で備えることも大事ですが、健康に配慮して生活し極力病院に行かないような身体づくりをする事が何よりも重要になります。
健康に配慮すれば医療に関する支出を抑制する事にも繋がりますよね。
そうは言っても健康に配慮しても病気等になる場合もありますが、特に食生活に起因した健康不良による医療費の発生は非常に勿体ないです。
規則正しい食生活を送っていれば避けられたであろう医療費というのは何としても抑えたいので、日頃からの健康管理が重要なことに変わりはないということですね。
借り入れ途中のローンについて
最後に借り入れ途中のローンについてですが、これは35年住宅ローンなどで定年後も引き続き返済が続く場合などです。
本来であれば、定年と同時に住宅ローン等の債務は完済しておきたいところですが、ローンを組んだ時期が40歳等で遅い場合は30年や35年で組むと年齢も70歳を越えてしまいます。
それでも、銀行は返済能力があると貸してくれる場合も多いですが、出来れば定年後に債務を残さない事が理想です。
もし残っている場合は、
・再雇用制度を利用して働く
・繰上返済をしてもなお生活資金に余裕があるぐらいの預貯金を作っておく
等が考えられますが、特に2つ目は現役で働いているときに事前に準備していく必要があるため、より計画性が求められます。
そのため、今後は一つ目の働き方の話とリンクしますが、より長く働くことを視野にいれたセカンドライフの構築というものも1つの選択肢として入れる必要性が出てくるということですね。
もちろん、出来るのであれば定年前での完済計画を立てておきたいという結論に変わりはありません。
まとめ
今回は老後のセカンドライフに関する問題についてみていきました。
まずはどのような問題点が存在するのかを確認し、その問題に対して今から出来ること、または出来ない場合はイメージした上でライフプランを描いていくことが重要になります。
そして、今後はますます働く年齢がのびていく可能性もあるため、幅広い選択肢を持つことができるとも言えます。
ぜひ、定年後についてのイメージは時間を作って考えてみてくださいね!