最終更新日時: 2024年6月9日
資産形成を行う際の代表例にイデコやNISAがあります。
このブログでもたびたびイデコやつみたてNISAを中心にご案内していますが、それらを始める際は、銘柄選びも大事ですが、
何よりコスト面についてより注意を払った方が、長い運用には利点になってきます。
イデコやNISAをこれから考えている方や、現在既にそれらを始めている方でも、この記事を参考に改めて考えてみてください。
目次
イデコやNISAを始める際にかかるコストとは?
イデコやNISAを始める場合、基本的に無料で出来るわけではなく、各所で手数料が発生してしまいます。
例えば、NISAと比べてイデコは運用中に各所から手数料を取られます。
少額でなかなか焦点が当たりにくいですが、知っておいた方がよい手数料の種類もあります。
イデコの運用中にかかる手数料とは?
イデコの運用中にかかる手数料については、大きく3種類あり、
・国民年金基金連合会に支払う手数料
・信託銀行に支払う手数料
・利用する金融機関に支払う手数料
があります。
このうち、上記二つの手数料については、合わせて一律月167円という手数料が発生し、
この部分だけは、全てのイデコ利用者に発生しうるもので避けることができません。
しかし、3つ目の、
「利用する金融機関に払う手数料」
については、各金融機関ごとに手数料が異なるため、この点を考慮すると、金融機関選びというのが大事になってきます。
口座管理手数料について
3つ目に取り上げた手数料は、
「口座管理手数料」
と言われています。
これは、口座を持っているだけで、年間に数百円程度の手数料が発生します。
たかが数百円程度でも、イデコは生涯にわたって運用を続けるものなので、例えば、年間手数料200円が30年間続くものとすると、計6,000円の手数料を取られることになります。
塵も積もれば山となるという言葉がぴったり当てはまりますが、これは取り扱う金融機関によって異なり、必ずしも全ての金融機関に手数料が発生するというわけではないんです。
口座管理手数料が無料のところもある!
つまり、
「口座管理手数料が無料」
となる金融機関もあるんですね。
そういった金融機関でイデコを始めると、永年無料ですから、無駄なコストを考える必要がなくなるわけです。
その代表例が、
「ネット証券」
です。
全てのネット証券ではありませんが、SBI証券や楽天証券等は口座管理手数料がかかりませんので、手数料無料で始めることができます。
ネット証券の方がイデコ等をはじめやすいという理由はそういった点も大きな理由になっているわけなんですね。
イデコとNISA共通の信託報酬率について
次に
「信託報酬率」
というコストがあげられます。
イデコ・NISAそれぞれで関わってくる手数料です。
これは、投資信託という投資法は運用のプロに任せることから、各商品の運用や管理費といったものを、
信託報酬という形で支払うコストのことを指します。
この信託報酬は各商品ごとに設定されており、それぞれ信託報酬率も異なることから、当然、信託報酬率が低い銘柄ほど、収益率も高くなります。
ですから、銘柄選びに迷う場合は、まずこの信託報酬率を基準に見ていくと良いでしょう。
支払うコストが低いに越したことはないですよね。
現在は信託報酬率の低い銘柄が増えている!
もし、現在既に運用を始めている方であれば、自身が保有する銘柄がどの程度の信託報酬率のなのかを再度確認してみてください。
現在、信託報酬率の低い銘柄が、昔に比べて徐々に増えています。
以前、銘柄を選んで、その後放置して全く銘柄の乗り換え等をしていない方であれば、もしかしたら信託報酬率の低い銘柄を選ぶことで、今後収益率があがっていくかもしれません。
これから始める方もあわせて、ぜひ、信託報酬率というものには注視してみてくださいね!
信託報酬が高いからダメというわけでもない
ちなみに、信託報酬率の低さは確かに選定基準の一つとして参考になりますが、必ずしも信託報酬が高いからと言って、その銘柄がダメかというとそういうわけでもありません。
例えば、初心者が取り組みやすい指数(日経平均等)に連動したインデックスファンドは全体的に信託報酬率が低いですが、
対するアクティブファンドというのは、指数を上回る成果を目指し、銘柄もファンドマネージャーが決めるため、信託報酬率も高くなりやすくなっています。
ただ、アクティブファンドは、その分だけリターン率も高いものを目指すことから、信託報酬率を加味しても成果をあげている銘柄も当然あります。
あくまでも、信託報酬率は選定における参考の一つとして押さえておくと良いでしょう。
まとめ
今回は、イデコやNISAを始めるにあたって発生するコストについて見ていきました。
このコスト意識があるか否かで、今後得られる収益率も変わってくることから、
・口座管理手数料
・信託報酬率
というのは特に注意してみていくと良いでしょう。
ぜひ、イデコとNISAを行っていく際の参考にしてみてくださいね!
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