最終更新日時: 2024年6月9日
みなさん、マイナンバーカードはもう取得されましたか?
なかなか普及率が悪いようですが、取得するととても便利になります。
しかも、マイナンバーカードが健康保険証の代わりとして、順次、医療機関で利用できるようになります。
いわゆる、
「マイナ保険証」
というものです。
今回は、マイナンバーカードを健康保険証として利用するとどのようなメリットがあるのか?について見ていきます。
目次
マイナンバーカードの取得について
マイナンバーカードを取得する際は、マイナンバー通知カードに付属しているハガキ等を利用して、
申請手続きをする必要があります。
マイナンバーカードの取得手続きに関する方法については、公立学校共済組合のHPにも詳しく記載されていますので、まだ未取得の方は、公立学校共済組合のHPよりご覧下さい。
主に出来ること
マイナンバーカードを取得することで、どのようなメリットがあるのかということですが、
例えば、
・コンビニで住民票や印鑑証明書等の取得が可能
・顔写真付き身分証として利用
・行政手続きがオンラインで可能(例えば、保育所の入所申請等)
・金融機関の口座開設時の利用
・オンラインでの確定申告
・行政からの子育てや介護に関する情報通知の取得や検索
等、日常生活における利便性が大きく向上します。
特に、役所に関わる書類の手続き面で、コンビニ交付等が利用できると、
わざわざ窓口に行ったり、郵送でのやり取りも不要になるので、かなりラクになります。
健康保険証として利用する!
さらに、2021年3月より、順次、医療機関において、健康保険証代わりにマイナンバーカードを利用することが可能になる予定でしたが、機材トラブルにより利用開始が延期となりました。
(※2021年10月20日より本格運用が開始となります。)
マイナポータルにおいて申し込みが必要
ただ、マイナンバーカードを取得するだけでは医療機関で利用することは出来ません。
マイナンバーカードのあらゆる手続きサイトとなる、
「マイナポータル」
というサイトにおいて、健康保険証としての利用申込みをする必要があります。
なお、スマホのアプリにマイナポータルAPというものがあり、そちらからアクセスすると簡単にできます。
用意するものは、マイナンバーカードと暗証番号のみ。
一見面倒に見えますが、手続きとしては1~2分程度でできる、とても簡易なものです。
マイナンバーカードによるメリットについて
上記のように、極力カード類は減らしたいので、マイナンバーカードにまとめられるのはありがたいですね。
しかも、単に保険証代わりになるという話だけではなく、今からあげる下記のようなメリットもあります。
ただし、下記にあげるメリットについては、開始してすぐに利用できるというわけでなく、順次、医療機関で導入されていくようなので、
今年から来年にかけては、あくまで、今後下記のようなメリットがあるんだなという確認程度で押さえておくと良いでしょう。
医療情報の共有
まず、一つ目が医療情報の共有です。
現在はお薬手帳を利用していますが、マイナンバーカードに医療費情報が入ることで、
医療機関側と共有することができ、過去に利用した薬や特定健診の結果等を医師が閲覧することが出来るようになります。
特に、初めて受診する医療機関で共有できるとなると、初診による不安も解消されるので良いですね。
もちろん、患者側の同意が必要になるので、開示に抵抗がある場合は同意する必要はないようです。
ライフイベント毎でも継続使用可能
次に、ライフイベント毎でも継続して使用が可能になるという点です。
例えば、就職や結婚、引っ越し等のイベントが発生した場合、健康保険証を切り替える必要性が出てくる場合があります。
この点、マイナンバーカードであれば、わざわざ切り替えなくても、そのまま継続して使用することが可能になるので、煩わしい手間が省けるメリットが生まれるということですね。
医療費控除の申請がラク
また、医療費控除についても、オンラインによる確定申告として可能になります。
医療費控除は、どの世帯においても該当する可能性があるため、年間の医療費が多い場合は、出来るだけ医療費控除による確定申告をしたい所です。
マイナンバーカードがあれば、これもラクにできるということですね。
限度額適用認定証が不要
高額の医療費が発生する場合に必要となるケースが多い、
「限度額適用認定証」
というものがありますが、
これについても、マイナンバーカードがあれば不要になります。
この限度額適用認定証に関する内容については、以前にまとめた記事がこちらにありますので、あわせてご覧下さいね↓
まとめ
今回は、マイナンバーカードによる健康保険証としての利用手続きについてみていきました。
上記のメリットについて色々とあげていきましたが、今月からすぐ受ける事ができるわけではなく、
順次、導入されていくことから、その点は注意する必要があります。
保険証の代替として使えるように、未取得の方は早めに申請して下さいね!
下記のメルマガでも詳しくお伝えしています↓