最終更新日時: 2024年6月9日
こんにちは。
ファイナンシャルプランナーの山下です。
教職員共済の中には、ケガや事故等に備える保険として医療保険とは別に、
「交通災害共済(レスキュースリー)」
という商品があります。
これはどのような場合に役立つのでしょうか。
今回はこの商品についてまとめてみたいと思います。
交通災害共済(レスキュースリー)とは?
交通災害共済とは、交通災害、一般傷害、個人賠償に備えるための保険です。
たとえば、歩行中に自転車や自動車等にはねられてケガをした、あるいは自分自身で自転車や自動車に乗っていてケガをしたときなど。
また、一般的なケガは全て当てはまり、日常生活で転んでケガをした時やスポーツをしていてケガをした時、さらに自然災害によるケガも対象となります。
医療保険との重複に注意!
ちなみに、一般的には、日常生活におけるケガや病気に対する備えとして、
「医療保険」
があります。
例えば、教職員共済で言えば、
「団体生命共済・医療共済(トリプルガード)」
という商品があります。
これに入っておけば、病気やケガに備えることができるので、今回案内している保険を考えてみるとケガという保障が重複してしまうリスクがあるんですね。
そのため、医療保険に加入している方は、この商品に加入する際は重複がないように十分注意しなければならないということです。
こちらの商品は、交通災害によるケガを重きに置く商品ですから、もとろん病気には備えていないです。
そのため、
「気やケガ全てに備えるのか?」
「それともケガに対して重点的に備えるか?」
で、入る保険も変わってくるのでその辺りはしっかり検討する必要が出てきそうです。
教員で自転車通勤の方はそんなに多くないと思いますが、乗り物などを頻繁に乗っている方は、こちらの方が日常におけるあらゆるケガに対して備えることができるので安心ですね。
個人賠償責任補償も付いてる!
今回の記事にまとめている保険については、個人賠償責任補償も付いています。
個人賠償責任保険は、日常生活におけるあらゆるトラブルに対して備えるもので範囲が非常に広いです。
例えば、飼い犬が他人にケガをさせたとか、他人の物を壊してしまったとか、日常生活で他人に損害を与えてしまった時の補償ですね。
そのため、単体による保険商品はなく、あくまで特約として付ける保険なんですね。
単体の商品としての出すのはあまりにも対象が広すぎるので、メインの保険に付加するようなイメージです。
なので、個人賠償責任保険はちょくちょくいろんな保険で顔を出してきます。
例えば、自動車保険や火災保険に加入した時に一緒に個人賠償責任保険も特約で付けるなど。
ただ、これは多くの保険に特約として付けることが出来るので、すでに加入している保険に特約としてもう付けているならば内容が重複してしまうリスクがあります。
この点は注意が必要になるので、この保険を考える場合は、
「自分が既に特約として付けてないか?」
という点で、既存の保険を確認する必要があります。
この重複リスクについては別途こちらの記事にもまとめていますのであわせてご覧ください↓
補償対象の違いについて
交通災害共済は、名前の通り交通災害においてケガをした時に補償が出る保険がメインです。
日常生活によるケガも対象となりますが、少し補償の対象範囲が異なってくるんですね。
交通災害によるケガであれば、ケガによって起きた事後の状況として、自宅治療から死亡時に至るまで全ての状況で共済金がおります。
対して、日常によるケガについては自宅治療については対象となっていません。
通院から死亡補償までしか共済金の支払い対象となっていないので、自宅で治療する場合には共済金が出ないことになります。
その点は交通災害共済という名前の通り、交通災害によるケガに重点を置いているので対象範囲が狭くなっているという事ですね。
コースについて
コースが3つに分かれており、基本コース、安心コース、充実コースと選択することができます。
違いとしては、口数の違いで、掛金が多くなるほど保障額も大きくなるということですね。
例えば、
基本コースは、
死亡保障で420万円、自宅治療で1日2,250円、
安心コースは、
死亡保障で700万円、自宅治療で1日3,750円、
充実コースは、
死亡保障1,400万円、自宅治療で1日7,500円
とそれぞれ異なってきます。
口数が多いほど、当然保障額も大きくなっていきますね。
ちなみに、個人賠償責任保険における保障は
「最高1億円」
となっているので、かなり手厚い保障になっています。
いずれにしろ、月額の掛金に直してもま1,000円前後になるので、普段の通勤等で利用している方やどうしても相手が乗る乗り物に不安を覚える方などは事前に入っておくと安心です。
共済制度につき月額料金自体も高くなりませんので他と同じようにコスパがいいと言えます。
まとめ
今回は、交通災害共済(レスキュースリー)についてみていきました。
最近は、自転車に備えるための保険等が出始めていますが、教職員共済の中にもこのような交通災害に備える専用の保険があるんですね。
どれに入るかは本人の自由になりますが、もちろん入らないという選択も取ることが出来ます。
必ずしも交通災害による共済は入る必要性自体は高くないので、
上記のように頻繁に自転車等に利用するような人が、安心を買うために入るのも1つの手でしょう。
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