最終更新日時: 2024年6月9日
夫婦で家計のやりくりをする場合、世帯ごとに管理方法は異なると思います。
奥さんがする世帯、旦那さんがする世帯、双方がそれぞれする世帯というように、3つのパターンがあります。
一番どの管理方法が、貯蓄がたまりやすいのでしょうか?
お金の管理状況について
現在の金銭管理状況はどうなっていますか?
・奥さんが管理
・旦那さんが管理
・2人がそれぞれで管理
の3つがあり、上2つは主に専業世帯、3つ目は、共働き世帯がメインになると思います。
専業世帯の場合は、どちらが仕事に出ているかで、金銭管理体制が決まると思いますが、管理する側はどちらでもいいと思います。
ただ、しっかり貯蓄計画を立てることができたり、お金の管理が出来る側の方が良いため、そこは話し合う必要があります。
3つ目については、共働きのため、それぞれの給与口座を持って、それぞれで管理しているという世帯です。
さらに、それぞれ口座を持っていて、且つ2人の共通の口座ももっており、そこから水道光熱費などを引くという方法をとっている世帯もあると思います。
むしろこのように共通口座を持つ世帯の方が多いかもしれませんが、共働き世帯はこの点に少し注意しなければなりません。
どのような管理が良い?
専業世帯は、どちらかしか収入が入りませんから、自然と口座が1つにまとまるので、問題はあまり発生しません。
ただ、共働き世帯は口座を分けている世帯の方が多いと思いますので、少し工夫する必要があります。
共通口座を最低2つ作る!
共働き世帯の理想は、共通口座を最低2つは作っておくことです。
1つは、支出口座。もう1つは、貯蓄口座です。
共働き世帯でも、共通口座で支出口座を作っている世帯は多いと思います。
ただ、支出を負担する側がすでに決まっていて、口座の引き落とし設定も、どちらかの給与口座でしている場合もありますので、すぐ口座を変更するのは難しいかもしれません。
そういう世帯は無理に支出口座を作る必要はありません。
共通口座で、支出口座を作成することができる世帯は、それを作って支出をまとめて引き落とす設定をします。
月に出て行くであろう金額分だけ、毎月給与口座から引き出して、共通口座に入れるという方法です。
ただ、手間がかかるので、そのような時はネットバンキングなどを上手く使い、振替えを行うなど工夫してみてください。
やはり、目的がある口座は、多少お金を入金したりと手間はかかるものの、それ以上手を付けないので管理がしやすいです。
そして、共通の貯蓄口座をもう一つ作ることも同じです。
貯蓄口座があると共働き世帯はより貯まりやすくなる!
なぜ、共通口座があると良いのでしょうか?
まず、それぞれで口座を分けているということは、お互いにその貯蓄額や支出がどのように行われているのか分からない部分があります。
また、お金の出口が2つあると考えた場合、それだけお金が出ていきやすい状況を作っているということでもあります。
なので、支出口座と貯蓄口座を1つずつ作ることで、目に見える化を図り、お金をとどまらせる状況を作ります。
そうすると、原因と対策が図りやすくなり、貯蓄計画も立てやすくなります。
支出口座を作るのが難しい世帯は、貯蓄口座だけでも大丈夫です。
ちなみに、貯蓄口座は専業世帯も作っておいた方が管理しやすいので、どちらの世帯もしておいた方がよい管理方法です。
自動積立定期預金の設定をする!
そして、貯蓄口座を作ったら、給与口座に自動積立定期預金の設定をしておきます。
共働き世帯であれば、それぞれに給与口座がありますので、それぞれに自動積立定期預金の設定を行い、振替先を共通口座にします。
とにかく、貯蓄する場合は、「見える化」と同時に「先取り思考」が大事です。
よく、「余ったら貯蓄する」とする考え方が多いですが、これは、裏の解釈をすると、
「余らなかったら貯蓄しない」
という考え方に行き着きます。
そうすると、計画性が失われて、思ったように貯蓄ができません。
先に貯蓄分を確保するという考え方が「先取り思考」であり、お互いに月1万円ずつだと、少なくとも年間24万円は必ず貯蓄が可能になるのです。
この点を注意して、貯蓄口座の大事さと先取り思考の大切さを感じて頂ければと思います!
まとめ
共働き世帯で、管理が別々になると、どうしても相手のお金の流れが読めません。
夫婦であっても、お金についてはシビアな部分ですので、安易に貯蓄額とか聞きづらいのもあると思います。
そのような、グレーな部分を少しでも排除するためには、共通の口座を前もって作っておくことで、後々のライフイベントに備えやすくなります。
例えば、マイホームを購入する際に、
「なんでこれだけしか貯金してないの?もっとしてるはずだと思ってたのに…」
なんてことにならないように、今のうちに、しっかりお金に関する情報を共有しておきましょう!