最終更新日時: 2024年6月9日
みなさんは、日常生活で固定費を意識することはありますか?
固定費とは、通信費や光熱費等のことですが、
やはり貯蓄するには徹底的にこの部分を抑えることが貯蓄への一番の近道になります。
この固定費の正体を暴いて、しっかり削る計画を立てれるような行動をみていきたいと思います。
これを実践することで、一気に収支をプラスにすることも可能です。
目次
固定費用とはどんなもの?
固定費用とは、月に定額で出ていく費用のことを言います。
具体的には、住居費用、車をお持ちの方はその維持費、通信費、保険料などです。
ちなみに食費は毎月変動することから変動費になります。
代表的な住居費用は、だいたい戸建て住宅で5~10万円近くなり、
保険料もかけすぎると数万円単位となり、家計の収支を圧迫する要因となります。
このような固定費用を削らなければ貯蓄がなかなか貯まらないという結果になります。
みなさんも固定費用には頭を悩ませているんじゃないでしょうか?
例えば、よく、保険料の見直しという言葉を聞くと思います。
この見直しで保険料をかけすぎていた部分を減額できたり、
代替商品の方が安く保障内容が充実してたという理由で解約したといったことができます。
いかに削るかを考える場合は、いろいろな選択肢があるので少しずつみていきたいと思います。
収支に占める割合の大きな項目に注目を!
まずは住居費用から!借り換え等の検討を!
一番大事なことは、家計の支出項目で大きな金額から真っ先に削るための検討を行うことです。
例えば、次の項目で見ていく「食費」ですが、これは家計に占める割合はそこで大きなものと言えず、
よく節約術といった言葉でTVなどで紹介されるのを見たことがある人もいると思いますが、
家計の貯蓄をふやすなら優先項目とは言えないんですね。
まずは、一番大きな支出となる
「住居費」
から検討を始めた方がよいということです。
住居費の目安について
住居費は家計のおおよそ25%程度が理想的だと言われますが、
例えば月30万円の収入であれば、そのうち家賃や住宅ローンの返済額として7.5万円程度が目安になりますね。
仮に、収入はそのままで月10万円の住居費用となると、
収入の3分の1が住居費となってしまい、家計が苦しくなる原因となってしまいます。
この部分は、賃貸マンションに住んでいるなら引越し等の労力がかかり大変ですが、
すでに戸建てやマンションを購入して住宅ローンを組んでいる場合は、
月々の返済額を見直すことで対策が可能となり、賃貸マンションよりは固定費削減の対策がしやすいです。
よく、金融機関やネットで借り換えの案内チラシやキャンペーンをみると思いますが、
銀行同士が金利等の差で住宅ローンの金額を競いあっており、
「うちの銀行で借りてほしい!」
という表れでもあります。
ですので、今借りている銀行からもらった返済計画書と、金利が安いチラシが出ている他の銀行から、
事前に返済シミュレーションを頼んで出してもらい、
諸費用含め返済額が削れるのであれば、その銀行に乗り換えることで大きな固定費削減につながります。
これがいわゆる、
「住宅ローンの借り換え」
というものですね。
もちろん、教員であれば、共済組合で貸付事業を行なっているので、
安くなるのであれば、そちらに切り替えてもOKということです。
また、住居費の次に多い車については、これも削れるに越したことはありませんが、
以前当ブログでも取り上げた記事を参照にして頂ければと思います。→車って必要?車の購入とその後の返済計画について
通信費は対処法次第で削減が可能!ポケットwifiもオススメ!
残り削れる部分として通信費があります。
携帯電話代でいえば、ここも最近よく言われているスマホの格安SIMへの乗り換えなどがイメージできる対策方法でしょうか。
私も三大キャリアとのスマホ契約をやめて、
他の通信会社のSIMに乗り換えたことで、月の携帯代が2,500~3,000円程度になりました。
また、家でインターネット回線を引いている世帯も携帯電話代にプラスして月々の固定費としてかかってきますが、
ここではインターネット回線より
「ポケットwifi」
の活用をお勧めします。
できれば、ネット回線が高くついている場合はこの方法が理想ですが、解約金もかなり大きいので、
満期が近い人はそこまで待って解除して乗り換えた方がいい場合もあります。
ポケットwifiについてですが、Amazonなどで「ポケットwifi」と調べると、
wifiルーターという小さい機器がでてきます。
それをSIMカードと一緒に一台購入するという方法です。
多少初期費用が必要となりますが、これをすることで、
「一台のポケットwifiで、家にあるパソコンの無線LAN通信と携帯のwifi通信両方を行うことが可能」
になるんですね。
まさに一石二鳥!
通信費の節約を一気に図ることができます。
持ち運びも可能なので、外でのスマホ通信も問題ありません。
SIMカードは何でも構いません。
mineoや楽天モバイル、OCNモバイルoneなど、同じようにAmazonや楽天市場などで「SIMカード」と検索すれば、
データ通信用か通話込み用か選び、届いたらネットで契約するだけで完了です。
これをするだけで、例えば、世帯の月々のパソコンによる通信費5,000円、
携帯代も一人5,000~6,000円程度で合わせて月1~2万円程度かかっていたものが、
携帯代だけで一人半額程度に抑え、パソコン代だけの費用が丸々削る事ができます。
食費は削りすぎないことが大切!とにかく健康第一に!
以上、固定費の削減を中心に見てきましたが、基本的には以上のものを削るだけでかなりの支出を抑える事ができます。
よく食費を削るための節約術がTVで紹介されていますが、
食費は無計画に買ったり、毎日贅沢三昧の食事をするのではない限り、適度に使えばよく、
必要以上に削る必要はないと思います。
もちろん、節約術で使える知識があれば積極的につかっていきましょう!
問題は、食事を我慢したり安いからと言って栄養素の偏るものばかり食べ続ける事です。
食事は我慢するのもよくなく、無理なく貯蓄を進めていくには精神的に切り詰めることなく、
余裕を持った精神状態で行っていくことが大切です。
生涯健康的に過ごすためにも、身体への投資はとても大切です。
多少高い食材でも、免疫力を高めたり、病気の予防につながるものであれば積極的に買うべきです。
逆に、食費を削るために食べない生活を送ったり、安いという理由で栄養素に欠けるインスタント食品などを多く取り続けることは、
今は身体が大丈夫だとしても、将来的に病気につながる身体になってしまいます。
そうなると、のちのち病院代で余計にお金がかかってしまうという本末転倒なことになりかねません。
「今ある身体は半年前に食べたものでできている」
とよく言われてますが、
日ごろから地道に身体に良い食材を取り続けることで、健康的な身体を形成していきます。
目に見えないことかもしれませんが、それが結果的に家計全体の節約につながっていくということです。
まとめ
日常生活での費用の削り方をみてきましたが、固定費削減が優先項目であるように、
貯蓄をするうえで大切なことは、
「何を削り、何にお金を使っていくか」
というお金の使い方であり、それを明確にすることが何よりも大切なことです。
家計簿をつける作業が大切な理由はまさにここにあり、
何にお金をつかったかわからないという
「資金使途不明金」
が一番貯蓄から遠ざかる原因となってしまいます。
支出が大きい項目が分かれば、優先的に削減の検討に入ることができ、
家計に占める割合をみて、
「そこまで高くない項目については後回しでもいいな」
という状況を自然に読み取ることが可能となります。
まずは、固定費にどのくらい使っているか明確にするためにも、
まだ家計簿をつけてない方はぜひ、
スマホ向けアプリ(Money Forward←これかなり楽で秀逸ですよ!!)
等でもありますので、
明日から実践して削減に取り組んでみて下さいね!