最終更新日時: 2024年6月9日
企業は、それぞれビジネスモデルというものがあります。
それぞれの企業が、どのような売り方をしているか考えてみたことはありますか??
実は、企業のビジネスモデルを理解する事が、家計収支にもプラスに働くことにつながるのです。
どのようなビジネスモデルがあるのか見ていきたいと思います!
ビジネスモデルを知るとは?
企業はさまざまなビジネスモデルを持っています。
このビジネスモデルに従ってモノやサービスを売っているわけですが、私たちの消費者心理を実に上手くつかんでいる会社が山ほどあります。
私たちが普段買い物をする上で、どのような売り方をし、買った後にどのような付き合い方が待っているかを逐一考えることって、あまりないですよね!
けど、企業は長い目で見ています。
お客さんにはリピーターになって欲しいのです。
ビジネスモデルについて
ビジネスモデルは数が多くて、ここで全て挙げると、家計収支にあまり関係のないモデルまで出てきてしまいます。
今回は、家計のやりくりを上手く進めるために、知っておいた方がよい企業側のビジネスモデルを中心に、それぞれ見ていきたいと思います!
フリーミアムモデル
フリーミアムモデルとは、一度無料版を試してみて、良ければ有料版へ移ってもらうという手法です。
よくネット上では見かけますね。
ウィルスバスターやクラウドサービスなど、一度無料版を入れて、サービスを充実させたい場合はお金を払ってね!というやり方です。
さらに身近に言うと、LINEスタンプなんかもそうです。
ん?有料スタンプ使ってないけど?
と思われる方もいるかもしれません。
しかし、企業は宣伝用に作っている無料スタンプを提供して、認知度を広めています。
その認知度を広めて親近感を生み出し、買い物の際にその親近感から商品やサービスを知らぬ間に手を出しているという仕組みです。
これはなかなか気付かないし、私たちもしてやられた感がありますね。。
ただ、企業側の戦略としてはとてもスマートな戦略と言えます。
私たちは、安易に無料版には手を出さない事ですね。
LINEではないですが、その他アプリサービスによっては、解除しないと自動課金になってしまうので、そうなると有料版を購入した事になってしまいます。
この辺りは特に注意する必要がありますね!
消耗品モデル
消耗品モデルとは、本体を安く売り、消耗品を売上にしている企業が取る戦略の事です。
代表的なものがプリンタですね。
プリンタは本体も高いものもあれば、比較的リーズナブルにものもありますが、インクを見てみると、単価の高さに違和感を覚えるはずです
これは、まさに、インクを継続的に買ってもらう事が目的になるモデルなので、くれぐれもプリンタの安さだけに惹かれて買わないようにして下さい。
インクはなくなるのも意外と早いです。
プリンタの購入を検討する際は、今後発生するインク代金も頭に入れて購入して下さい!
ロングテール戦略
代表的な企業として、Amazonです。
Amazonはこの戦略を軸に世界展開しています。
その戦略は、「ロングテール戦略」と呼ばれるものです。
これは、主力商品からニッチなものまで幅広く販売する事で、売れ筋商品の売上より、ニッチな商品売上を足し合わせた方が合計額を上回るという戦略の事を言います。
Amazonって何でもありますよね!
すなわち、誰も買わないようなモノ、滅多に売れない本など、検索すればほぼ90から100%に近い状況で探し出す事が出来ます。
このような誰も買わないモノの売上が積み重なる事で、結果的に、主力として売れているモノの売上以上に売れていくという事です。
基本的に、WEBマーケティングなので、人件費を多くかける必要もないです。
仕組みさえ作ってしまえば、数ヶ月に一度しか売れないような商品も、至る所で買い求められているという状況を作り出す事ができるのです。
消費者としても、何かあればAmazonで!ということになりますし、お互いにとってwin-winの関係といえるでしょう。
このようにして、Amazonは売上を構築して、今や世界的な巨大企業になったのです。
私たちも、Amazonの利便性を重々承知ですから、利便性に頼りすぎないように注意が必要です。
回数券
回数券ビジネスはどこでもありますね!
飲食店や整体、交通機関など回数券制にしている会社は多業種に渡ります。
この回数券は、前払いで一度に支払うので、会社も資金繰りがしやすいのです。
私たち消費者としては、この回数券を一度に購入する事で、1回分が得したり、割安な料金で購入できるというメリットがあります。
お互いにメリットはありますが、私たちが注意する点としては、支払う際のお金を払うという感覚の大切さです。
回数券だと、一度お金を払う痛みはありますが、その後は切符を切るような感じになるので、お金を支払っている感覚を得られにくいです。
そうすると、気持ちよく回数券を出してしまうので、一度大きな金額を支払っている事を忘れずに回数券を使う必要があるということですね。
継続課金
代表的なものとして、携帯電話です。
毎月一定額支払うということは、企業側にも安定的な収入が見込めるという事です。
他にも、ジムや習い事関係など色んな種類がありますが、最近でいうとスマホのアプリなどもそうですね。
ゲームなども毎月課金をするようになっていますが、この辺りもお金を毎月一定額払っている意識は持たなければなりません。
企業側は、安定的収入を求めている結果、他にも色んなサービスを打ち出す可能性もあるので、継続課金には素直に乗らない事が大事です。
まとめ
以上、色んなビジネスモデルを見てきましたが、これはまだ一部にすぎません。
世の中には他にも色んなビジネスモデルが展開されています。
私たちは、いち消費者として、企業側のサービスの意図や考え方を理解する事で、無駄な出費を抑える事が出来ます。
「継続課金に乗らないように」
「回数券を使う時は慎重に」
といった意識の向け方をするだけで、金銭管理も身についてきます。
そのように、相手を理解しながら、賢い消費者になりましょう!