最終更新日時: 2024年6月9日
みなさん、クレジットカードをお持ちですか?
恐らく、多くの方が1~2枚程度は財布の中に入れていると思いますが、このクレジットカードが貯金体質になるかならないかの明暗を分けるほど、重要な存在なのです。
今回は、貯金ができる体質に変われるクレジットカードの使い方を考えていきたいと思います。
目次
貯金ができない原因はクレジットカードにあり?
なかなか貯金ができないという方の多くは、このクレジットカードとの付き合い方がうまくいっていないようです。
ポイントは、クレジットカードの仕組みです。
クレジットカードの仕組みは、会社とカード利用契約をし、
先にカード会社が買い物をしたお店に前払いをし、
その後支払った分を私たちに請求をするという流れになっています。
カード会社の儲けのカラクリとは?
このカード会社、そもそもどのように儲けているか気になりませんか?
いわゆる加盟店というクレジットカードを利用できるお店が、カード会社に手数料を支払い、
その一部を私たちに
「ポイント」
として還元しているわけですが、この差額が利益になっているということです。
よく、
「クレジットカードを使うとポイントが○○ポイント貯まります」
とありますよね。
ポイントで還元率を高めて、カードの魅力を高め、利用者を増やしていってるんです。
そもそも、なぜお店側はカード会社に手数料を払うの?
では、なぜお店がカード会社に手数料を支払わないとならないのでしょうか?
実は、私たちが貯金できない原因はここにありそうなのです。
つまり、お店側は、商品を数多く買ってほしい、手持ちに現金がない人でもできる限り買ってほしいという、
「買い物のしやすさ」
という利点を得るために、
手数料を払ってでもカード利用可能店になることで、私たちの購買行動を促進させているのです!
しかも、私たち消費者側は、クレジットカード払いができるお店の方を好みます。
同時に、安心感を得られるからですね。
クレジットカード払いの便利さは、家計管理の面から見れば、難敵とも言える存在です。(汗)
クレジットカードのもう一つの顔とは?
また、クレジットカードはそのような行動を促進させる本当の理由がもう一つあります。
それは、
お金を使っているという「罪悪感」や「痛み」を軽減させるものである
ということです。
クレジットカードで買い物をしても、お金を払った感覚を得られにくいんですね。
なので、ついつい多く買ってしまうのです。。
これをしっかりと自覚し、貯金生活を本気で実践しようとする場合は、
解約を念頭に入れるぐらい考えなければ、貯金生活は夢のまた夢と言えるでしょう。
キャッシングやリボ払いには要注意!
リボ払いはご存知でしょうか?
クレジットカードで買い物をして、翌月の明細表と一緒に入っている案内用紙、
もしくはネットの会員の方でログインのたびに目にする「リボ払い」の広告。
広告が頻繁に出る理由はどうしてだと思いますか?
それは、シンプルに
「カード会社の収益になりやすい」
からなんです。
リボ払いとは、
「リボルビング払いの略で、毎月の支払額を一定にして、長い期間をかけて返済していく方法」
のことを言います。
例えば、3万円の買い物をして、月5,000円のリボ払いを選択したとき、内訳としては元本+手数料=5,000円となります。
トータルで見ると、3万円+月々の手数料ということになり、
本来であれば払わなくていい余計なお金を払っていることになりますね。
定額支払いのため、計画的に支払うという点では確かに魅力ある支払い方法ですが、
いかんせん、手数料利率が高い(10~15%ぐらい)ため、
よほどの生活苦にならない限り、手を出すべきではない返済方法と言えそうです。
ちなみに、キャッシングという機能もついてますが、これもクレジットカードに付いているおまけのようなもので、一言で言うと借金をするということです。
金利自体もリボ払いと同等の利率なので、利用は極力控えるべきものと言えるでしょう。
貯金を目指すならデビッドカードを!
上記のような点を注意して使っていけば、間違いなく便利なカードです。
手元に大きなお金がなくても、その場でショッピングができますし、一括払いする際も、引き落としされるまで、ある程度の準備期間があります。
ただ、やはり貯金生活を目指す上では一番の難敵といってもいいぐらい、あれば使ってしまう魔法のようなカードです。
もし、どうしても手元にカードを置きたいということであれば、
「デビットカード」
がお勧めです。
あまり聞きなれないカードかもしれませんが、貯金生活を送りたい方にとってとても適しているカードです。
デビットカードの魅力とは?
仕組みは簡単で、カードで支払う際に「即時決済」となるので、カードを使うと同時に口座からすぐ引き落とされるという流れです。
クレジットカードの後払いと比べると、支払いに敏感になり、
しかも口座残高の範囲内でしか買い物ができないので、
常にお金に気を配るという状況を自ら作り出すことができます。
また、クレジットカードのようにリボ払いやキャッシング機能も付いてないので、余計なお金を払う事も防げます。
このように、クレジットカードだけでなく、デビットカードというカードを使うだけで、無駄遣いを大幅に減らすことができます。
貯金体質を目指す上でとても理にかなったカードであると言えるのです。
まとめ
なかなかクレジットカードを手離すのが難しいという方は、上記対処法としてデビットカードへの切り替えを検討されてみてはどうでしょうか。
クレジットカードを使用することが、「貯金が出来ない大きな一因になっている」ということに気がつかない人も多いです。
リボ払いやキャッシングをするだけで余計な出費にもなりますので、
この機会に、ぜひクレジットカードの使い方を見直してみて下さい!