最終更新日時: 2024年6月9日
こんにちは。
ファイナンシャルプランナーの山下です。
昔と比べて今は豊かさを決める基準というものが変わってきましたよね。
例えば、昔であれば、
・良い車を持つ
・ブランド品を身に付ける
・新築戸建て
など、モノを持つことが豊かさの象徴でした。
しかし、今はモノを所有しなくても豊かさを示すものはたくさんあります。
そこで、今回は現代のモノを持たないことによるメリットについてお伝えしていきます。
モノを持たないという流れ
昔と比べて、現代はモノを持たないという流れになってきています。
例えば、車を使う場合はカーシェアリングが台頭し、家具もレンタルして使うといった方法を取ることが出来るようになっています。
手放しながら共有するという選択をとることで、モノが増えず、生活もしやすくなっていきますね。
こういったシェアリングできるサービスが増えた事も大きいですが、何より地球環境を考えると
「モノが増える=廃棄量の増加」
につながるため、そのような側面からもモノを買わないという選択は地球に優しい方法とも言えます。
①支出の抑制に繋がる
必要なモノを必要なだけ買うという方法を続けていくと、間違いなく
「支出の抑制」
につながります。
支出の見直しというのは家計管理を行う上で一番始めに手を付ける必要があるほどとても重要な事です。
その支出の見直しを行う上で、モノを捨てる、あるいは買わずに借りたり、必要なければ買わないという選択を取ることでお金が余計にかかることがなくなりますよね。
例えば、今度車の買い換えを検討しているけど、乗るのも週末だけとなればあえてカーシェアリングのようなサービスを利用することで、購入という選択肢を回避することが出来るかもしれません。
実際、教員となれば地方になるほどマイカー通勤となるパターンが多いと考えられますが、都市部になればそういった選択肢を取ることも視野に入れることが可能です。
それにより、車に関する購入費用や年間の維持費を圧倒的に抑えることができますよね。
なお、地方では必須な車の維持費については、以前こちらの記事にもまとめていますのであわせてご覧くださいね↓
今回は車を例にあげましたが車以外にも、別にモノとして購入しなくても良いものが身近にあるかもしれません。
そのような選択の積み重ねが、結果的な支出の大幅な見直しには繋がっていくということですね。
しかも、1つ目のメリットについてはモノを持たない生活をとるだけで自然と手に入れる事が出来るため、以下あげる2つ目以降よりとても簡単に得られるメリットと言えます。
②お金の管理がしやすくなる
二つ目は、
「お金の管理がしやすくなる」
ということです。
①を考えれば分かりやすいですが、そもそも必要なモノを必要なだけ買うということであれば自然とお金を使う回数や発生する費用というのが少なくなっていきますよね。
当然そうなればお金の管理もしやすくなるわけです。
例えば、面倒と言われる家計簿もそもそも費用として発生する項目が少なくなるわけですから、収支の管理も計上しやすくなり簡明になりますよね。
項目を細かくあげていくのが面倒であれば、主要な支出項目だけでもあげていけば見えやすくなります。
ただ、この2つ目については①と違い、モノを持たない生活をするだけで必然的に得られるメリットではないんですよね。
前提としてある程度の収支管理が出来ていることが大事で、それさえ出来ていればモノを持たない生活に切り替えていくことで自然と得られるメリットへと変化していくということです。
もちろん、前述した主要な支出項目の列挙だけでも構いません。
小さな事ですが、支出額の全容を知るだけでも得られるメリットはとても大きいということですね。
③お金が貯まりやすくなる
3つ目は、
「お金が貯まりやすくなる」
です。
これは、1つ目と2つ目の帰結になります。
つまり、
・支出額を抑制出来るから、月の収支も黒字になりお金が貯まりやすい
・収支を管理しやすくなると無駄が見つかりお金が貯まりやすくなる
という事ですね。
全て繋がっているわけですが、①の支出額の抑制については自然と得られるメリットではあるものの、
②のお金の管理については自らがしっかり向き合って実行していく必要があります。
①と②がそろってはじめて③の貯蓄体質になることから、この③のメリットを得るためには上記の①と②が必要になってくるということですね。
3つ目のメリットを確実に得るためにも、①はまだしも、②の収支管理が家庭内においてしっかり出来ているか確認してみて下さいね!
まとめ
今回はモノを持たない生活によるメリット3選について見ていきました。
モノというのは、裏を返せばお金から置き換わったものですよね。
つまり、その置き換わったモノ自体を減らす生活へと切り替えていけば自然と支出額は下がっていくはずです。
それにより、家計管理もしやすくなり結果的に貯蓄体質にも変化していけるため、ぜひこの時代の流れに沿うような形でモノを持たない生活ということを一度意識してみて下さいね!