最終更新日時: 2024年6月9日
日常的に使う印鑑や通帳、カードなどは、持ち運んでいる人もいれば、大事に家に置いている人もいます。
しかし、届け出ていた印鑑がなくなったり、通帳をどこかにしまいこんだりなど、紛失する割合が高いものでもあります。
万が一、失くした場合どうすればよいでしょうか?
慌てることのないように、手順を踏んで解説します!
目次
まずは利用停止の連絡を!
銀行で使う、通帳やキャッシュカードを失くした場合どうしますか?
失くしたら、まず焦りますよね。。
大事な通帳などを失くして、見つけた人が悪用してお金を・・・なんていうリスクもあるからです。
そのために、まず最初にすべきことは、開設した銀行に利用停止の旨の電話をかけるということです。
つまり、自分の口座をストップさせて、お金の動きを止めてもらうようにする方法です。
これを先にすることで、見つかるまでは再発行の手続きを急いでしなくても悪用される恐れもないので安心です。
また、利用停止後に見つかった場合でも、再度電話をすれば停止解除をする手続きをしてくれます。
少しでも失くした恐れがある場合は、電話をかけて利用停止をして下さい。
私が銀行に勤務していた頃も、口座の利用停止を依頼する電話は比較的多かった印象です。
みなさん、失くしたら焦ってどうすればいいかわからなくなってしまうので、まずは落ち着いて近くの支店などに電話をして下さい!
窓口に行って再発行などの手続き!
カード・通帳を失くした場合
カード・通帳が見つからない場合は、先程申し上げた利用停止の手続きを取ることが先決です。
その後、カード・通帳の再発行が出来ますので、再発行の手続きをとってもらえば大丈夫です。
紛失しても、慌てずに!が大事です!
利用停止さえすれば、万が一第三者が悪用しようとしてもストップがかかるので、引き出される心配はありません。
しっかり、失くした旨を届け出て、再度発行してもらえば、普段通りカードと通帳は使えます。
注意点は二つあります。
一点目は、再発行手数料がそれぞれ1000円程度かかるということです。
もったいない出費ではありますが、今後も使う場合は、発行依頼をして下さい。
二点目は、キャッシュカードの紛失により当面の資金をどうするかということです。
キャッシュカード中心の生活をしている方もいると思います。
そうなると、再発行依頼しても、届くのに1〜2週間程度はかかるので、その間にお金を引き出せないという状況になり、生活のための資金確保ができなくなります。
そのため、万が一、カードがない場合にも資金が用意出来るような方法を考えておくことです。
例えば、通帳と印鑑での引き出しもそうですが、最近では通帳だけで引き出しができるATMも増えてきました。
もし通帳を家に保管してあるということであれば、今一度、通帳の確認をしておいてください。
では、通帳も一緒に失くした場合にはどうすればよいか?
一つの対策として、自宅に、引き出した現金を保管しておくという手段です。
大金はリスクがあるのでおススメしませんが、少額であればリスクも減り、予備的に保管しておくと、当面の生活資金は確保できます。
ただ、くれぐれも保管場所を忘れないように注意して下さいね!
印鑑を失くした場合
印鑑を紛失した場合は少し話が変わります。
基本的に、印鑑は同じ苗字でも、一つ一つ字体も異なっていますので、一つとして同じ印鑑はないです。
ですので、印鑑を失くした場合は、新しい銀行印を用意して、改めて改印届というものを出す必要があります。
これを出すことで、新しい印鑑で登録してもらうことになるので、以前登録していた印鑑は使えなくなり、引き出しの際も問題なく行うことができます。
全て失くした場合
また、印鑑、通帳、カード全て失くしてしまった場合でも、銀行により対応が少し異なるとは思いますが、解約や停止の対応はしてくれます。
まずは、本人確認できるもの(運転免許証など)で、口座番号や名義人を把握してもらうことが優先事項なので、銀行に出向く際は、本人確認書類を持って行ってください。
最近は、基本的にATMなどでの引き出しがメインになっていますが、高額の引き出しはATMで対応出来ない場合もあります。
ATMは、利便性の方を重視しており、また、安易な犯罪防止のために、1日の引き出し限度額などが決められているからです。
のちのち、大きな金額を引き出す予定のある方は、銀行窓口で引き出す手段を持っておいた方が良いです!
ネットバンキングを使う方法もあります!
手軽さがメリット!
カードも通帳も持つのがめんどくさいし、紛失リスクもあるから持ちたくないと考えた場合、ネットバンキングという方法があります。
取引履歴や残高など、全てネットで確認する方法で、比較的大きい銀行では専用アプリを提供しているところもあります。
登録しておけば、いつでもアプリなどでログインして確認できるため、通帳で記帳するより簡単に中身の確認が出来ます。
また、ネットバンキングの利用で、確認だけでなく、振込みなどもできますので、通帳やカードも持つ必要性があまりなくなってきました。
また、振込についても頻繁に行う方は、通常の振込より手数料が安くなる場合も多いですので、手数料なども合わせてご確認いただきたいと思います。
不正アクセスだけには注意!
ネットバンキングの注意点は一つだけ、不正アクセスのリスクがあるという点です。
銀行側も必死にサイバー攻撃に備えて対策を取っていますが、攻撃する側もかいくぐってきています。
私たちは、パスワードの使い回しをしないこと、簡単な英数字を使わないという点を常に注意して使っていくしかないのが現状です。
双方とも、メリット・デメリットがありますので、自己管理がしっかりできる方を中心に使っていけばいいと思います。
まとめ
印鑑・カード・通帳は身近な貴重品として、出来るだけ紛失を避けたいものです。
自宅紛失ならいいですが、盗難となると悪用されかねません。
しかし、日常生活を過ごす中で、そのようなものに限らず紛失リスクは常につきものです。
万が一の紛失に対する対処法を知っておくだけでも、悪用リスクを予防出来ますので、上記参考にして頂ければと思います。