最終更新日時: 2024年6月9日
プチ起業をご存知でしょうか?
おうち起業ともいいますが、初期投資を抑えて家などで始められる起業の事を言います。
このプチ起業、実はとても現代に合ったやり方とも言えます。
FPの観点から、その概要を見て行きたいと思います!
目次
プチ起業とは?
プチ起業に明確な定義はありません。
プチ起業とは、イメージとして、通常の起業ほどではないけど、
自分のやりたい事を初期投資なく、家などで始められる小さな事業のことを言います。
特に、専業世帯で家にいる事の多い方や、何か起業したいけどお金もないし、
リスクもあるからという理由で踏み止まっている方など、初めの一歩として、取り組みやすい働き方の一つになります。
社会進出の環境が整いつつある女性などは、このような形で考えていらっしゃる方も多いと思います。
企業に雇用される、正規社員・パート勤務が当たり前といった時代から、自分のライフスタイルに合った仕事をやる時代へと変化しています。
そういった時代の変化にしっかり対応していく事は、ライフプランを考える上で非常に大事なことですね。
今後は、この変化に対応できるように、自らの生活を考えた上で、柔軟に働き方を変えていくことの方が多くなるかもしれません。
子どもが小さかったり、手が離せない世帯も多いと思います。
そういう時に、単に雇用されるという手段だけでなく、
プチ起業という一つの手段を取ることは、自己実現を図ることも含め、とても理想的な働き方と言えます。
プチ起業は起業と一緒です!
ただ、プチ起業と言っても、起業は起業です。
安易に取り組むと、お金だけが出ていき、全ては自己責任という考え方に変わりはありません。
その点を注意しておけば、まずプチ起業という手段を取るとしても問題ないと思います。
手軽に始められるという側面はあるものの、本質は変わらないという事ですね!
プチ起業する種類と始めるにあたって
プチ起業の種類
では、プチ起業とはどのようなものがあり、どのように始めていけばいいのでしょうか?
プチ起業の種類をあげてみたいと思います。
○ネットショップ、手作り販売
○教室
○講師・セラピスト
○事務代行
○ブログ運営
○カフェなどの飲食店
主なものをあげてみましたが、最後の飲食店については、
実際に店舗を開き、初期投資もそこそこかかりますので、本格的な起業の仲間にも入ると思います。
その他は、自宅を中心に、初期投資を低く抑えて出来るところが何よりも強みになってきます。
プチ起業を始めるにあたって
プチ起業を始めるにあたって大事な事があります。
上でいうと、事務代行を除いて、スタート時に共通する重要事項は、「ターゲットの選定」です。
誰を対象にするのか?は、どの事業も最初に決めるべき大事な項目です。
売上や費用、事業でやることばかりに目が行きがちになりますが、ターゲットを定めることで、自分のやるべき方向性も見えてきます。
若者なのか、30代から40代の働くママなのか、学生さんなのか、自分のやりたいこととターゲットがマッチングすれば、方向性がブレずに進んでいきます。
プチ起業することによるメリット・デメリットについて
メリット
○自分のやりたい仕事を実現できる。
○初期投資を低く抑えられ、多少失敗しても、借金を抱えるほど大きくない。
○家で仕事ができる。
○パート勤務程度の収入は十分可能。それ以上を目指すなら、本格的な起業も視野に。
デメリット
○初期投資は抑えられるものの、種類によっては資格取得費用などでコストがかかる。
○収入の不安定さはある。
○事業が拡大した時の備えが必要。
メリット・デメリットを踏まえて
以上、メリット・デメリットあげてみましたが、メリットで大きい点は、
やはり、初期投資を抑えて、自分のやりたい仕事を自宅で出来るということでしょうか。
パートや正社員だと、職場まで足を運ばないといけないですし、子どもが小さいと、保育園や幼稚園に預けないといけない。
けど、自宅で仕事が出来るのなら、預ける必要もなく、自分のライフスタイルに合わせて仕事に取り組む事が出来ます。
子どもを預ける費用も削ることが出来るので、子育ては自分でやりたいという方はなおさらメリットが大きくなると思います。
反対に、デメリットは、収入の不安定さでしょうか。
これは、プチ起業だけでなく、自分で事業を始める人は誰しもが抱えるものです。
そのため、配偶者の収入を家計のベースにして、自分自身の稼ぎはあくまでプラスαというイメージが大事です。
もちろん、事業が拡大していけば、それを収入の柱に変える事も出来るので、
そのような時に備えて、ライフプランを練るのはとても大切になってきます。
まとめ
大きな収入を目指したい場合は、もっと本格的な事業計画などをたてる必要があります。
しかし、そこまでは必要なく、小さな事業としてスタートさせたい場合や、
副収入程度でやりたい仕事をしていきたいような人は、今後の働き方の一つとしてぜひ考えて頂きたい手段です。
副収入を考えている方、家で仕事をして行きたい方など、ぜひ上記を参考にしてみて下さい!