教員必見!いざという時に頼れる「アイリスプラン」年金コースの柔軟性が魅力なワケ

最終更新日時: 2025年10月11日


こんにちは。
 
ファイナンシャルプランナーの山下です。
 
自分の将来、特に老後のお金についてじっくり考える時間はなかなか取れないですよね。
 
しかし、安心して働き続けるためにも、未来への備えは重要です。
 
今回は、全国の公立学校の教職員が利用できる福利厚生制度
 
アイリスプラン
 
の中から、特に「年金コース」に焦点を当て、その活用術をご紹介します。
 
多くの教員がこのコースを選ぶ理由、それは他の制度にはない「ある魅力」にあります。
 

アイリスプランの年金コースとは?

 
アイリスプランは、公立学校の教職員のための私的な年金・退職金準備制度です。
 
国や自治体の制度(公務員共済など)とは別に、より豊かなセカンドライフを築くための自助努力を支援する目的で設計されています。
 
この年金コースの仕組みはシンプルです。 
 
毎月の給与から自動的に一定額が天引きされ、それを元手に資産形成を進めていきます。
 
積立額は、ご自身の家計状況に合わせて柔軟に設定・変更が可能。教員という安定した職業だからこそ、長期的な視点で無理なく続けられる点はメリットですね。

アイリスプランの概要については、こちらの記事にまとめていますのであわせてご覧ください↓
 
 

アイリスプランが活用しやすい理由について

 
アイリスプランの年金コースが、特に子育て世代や住宅購入を控える教員が活用する理由は、
 
一部払い出しや変更・中止、途中解約のしやすさ
 
という柔軟性にあります。
 
老後資金の準備は長期戦です。

しかし、私たちの人生は計画通りには進まないこともあります。
 
例えば、子どもの大学進学費用や留学費用、住宅購入時の頭金、両親の介護費用など、急な出費やライフステージの変化に直面する可能性は誰にでもあります。
 
多くの長期積立型の年金制度では、一度積み立てを始めると、原則として途中で解約してお金を引き出すことができません。商品によってはできますが、途中解約により大きく元本割れするリスクもあります。

アイリスプランの年金コースは、加入期間や積立状況といった所定の条件を満たせば積立金の一部または全部を必要な時に引き出すことが可能です。 

ただし、一般型のみである点は注意が必要。

「一部払い出し(減口)」と「全口中止(最長3年)」という方法

具体的には、一部払い出し及び全口中止させる方法があります。

一部払い出しはそのままのイメージですが、全口中止というのは、下記事由に該当する場合に、最長三年間は払込全口を中止させて積み立てをストップすることが出来るということです。

そのため、資金が必要になったという場合は前者、資金が必要になったわけではないが、事情があり、しばらくは積み立てを止めておきたいという意向があれば後者を使うのが良いです。

下記事由に該当すると、(払い出しの場合は)積立金の中から10万円以上を1万円単位で金額指定で行うことが出来るため、検討している場合は事由をしっかり確認しておきましょう。

・災害
 
・疾病、傷害
 
・住宅取得時
 
・教育
 
・結婚
 
・債務弁済時

これは、教員という仕事の特性にも合っています。異動や家族の状況変化など、不測の事態に備えたいというニーズに応える柔軟性があります。

掛金額の変更という選択肢もあり

また、その間を取って月の掛金額変更という選択肢も良いですね。以前より掛ける額に余裕がなくなれば掛金を減額するのも手です。

掛金の変更については、年一回、3月1日付で口数単位で行うことが出来ます。毎年9月上旬に加入者の自宅宛てに生命保険料控除証明書と共に郵送されるようなので、期間内に手続きすると良いでしょう。

アイリスプランの年金コースは、ただ老後資金を貯めるだけでなく、「いざという時に頼れる柔軟性のある貯蓄」として機能する点が強みです。
 
この安心感こそが、多忙な教員の皆さんが長期にわたって安心して積み立てを続けられる理由です。

なお、前述しましたが、あくまで一部払い出し等は一般型のみで行うことができ、個年型では行うことが出来ない点は注意する必要があります。

もちろん途中解約も可能!ただし、最低でも5年は積み立てる必要あり

もちろん、一部払い出しや掛金の変更、中止だけではなく、途中で解約して全額引き出すことも可能です。

ただ、途中解約をすると加入期間や掛金の変更日により積立金額が払込掛金の合計額を下回る可能性があるため、その点は注意する必要があります。

なお、その最低限の加入期間というのはHPには記載がありませんでしたが、パンフレット等によると、一時払いを除いた月払いやボーナス払いでは、おおむね最低でも5年程度は継続して積み立てることで掛金以上の脱退一時金を受け取れる試算となっているため、その辺りを目安にすると良いでしょう。

他の年金制度(iDeCo)との比較

 
長期的な資産形成を考える上で、しばしば比較されるのが「iDeCo(個人型確定拠出年金)」です。
 
iDeCoは、掛金が全額所得控除の対象となり、運用益も非課税になるなど非常に強力な税制上のメリットを持っています。
 
税金を安くしながら老後資金を貯められるため、人気のある制度ですね。
 
しかし、iDeCoには
 
原則として60歳まで引き出しができない
 
というデメリットがあります。
 
途中で急な出費が必要になっても、60歳になるまで積み立てたお金に手をつけることはできません。
 
一方、アイリスプランは、iDeCoのような強力な税制優遇はありませんが、その代わりに
 
「途中解約のしやすさ」
 
という柔軟性があります。
 
この違いは人生の不確実性に対応できるかという点で大きな差となるため、どちらかを使うということではなく、うまく併用していくことで計画的な資産構築に繋げていくことができるでしょう。

まとめ

 
アイリスプランの年金コースは、強力な税制優遇はないものの、教員の皆さんの人生における様々なイベントに対応できる柔軟性という実用的なメリットを持っています。
 
これは、iDeCoのように60歳まで引き出せない制度にはないもの。
 
将来への備えは、何よりも
 
「無理なく続けられること」
 
いざという時に頼れること」
 
が大切です。
 
アイリスプランは、その点で教員の皆さんの心強い味方になってくれるでしょう。
 
ご自身のライフプランと照らし合わせ、柔軟なアイリスプランを賢く活用してみてはいかがでしょうか。

なお、下記メルマガでも詳しく解説しています↓
↓↓↓↓↓↓下記より詳しく↓↓↓↓↓↓

教員向けの保険についてより詳しく学んでみませんか?